自分のスタイル

さて　長い事沈黙していましたが（笑）いよいよ完成にと近づいてきました。百色水さんのカフェ　Ｆｉｋａ（フィーカ）。教室としては週明け１０月１日より使用開始。本格的に始動するのは１０月１９日２０日２１日の内覧会が終わってからになるようです。

工事はあらかた目処がようやくついてきたけれど　相変わらずギリギリまでなんじゃかんじゃと仕上げに毎日顔を出しています。そして完成てきた場所をオーナーであるもいろみちゃんと二人で眺めながら　始めに二人で思い描いた理想のカタチにかなりの辺りまで迫って来ている事に日々少し驚いている感じです。

今日　仕上げに完成して来た　テーブルクロスをかけた時、まるで長い謎解きの答え合わせをしている気分になりました。（Fu-raさん長い間のやりとりオツカレさま～＾＾）

　　んーと、これってアップしていいのかな？（もしオーナーからＮＧが出たら後で消しますね・笑）

一番初めに「こんな感じにしたい」と彼女が並べてくれたのは　まるでバラバラのイメージの写真達でした。ぱっと見た感じ　これとこれはまるで違うやん！と言った風で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たとえばこんな写真　古くてでも新しい感じ　

たとえばコレ　一見カワイイみたいだけど　どこかスッキリした部分があって　キリッとした甘すぎない感じ

 

たとえばこれ　海外の人達のしっかりした自分の「好き」が見てとれる部屋。

これ以外にも山ほど画像をいただきました。　でも見れば見るほど迷宮に迷い込む感じで（笑）・・・・ただ、どれをとってもワタシ自身も結構好きな感じではあった。だから何故か面倒な問題を解いてみたい様な気がした。

クラシックにしたいのか、モダンにしたいのか、カントリーにしたいのか　フレンチにしたいのか
大人っぽくしたいのか　カワイク行きたいのか・・・当初は彼女自身も少し考えがまとまらない様子でしたが　じっくり時間をかけて　この写真のどの辺に魅かれるのか　なぜこの感じを選んだのか、考えながら　でもやっぱりなかなかしっくり来る答えは出なかったけれど　工事の中で二人で（時には３人、４人で）ひとつひとつパーツを選び　色を選び　カタチを決め　たどり着いた完成形を見てはじめて　あぁ、これが彼女がしたかったスタイルだったんだなーと思いました。

はっきり言ってこの画像のどれとも違う部屋が出来たけど。

 

ちなみにこれは途中のしっくい塗りの様子。

今回この難問が無事解けた最大の　理由のひとつに　かなりの部分で施主自ら刷毛を持ち、コテを手に　友達も巻き込みながら一緒にこの空間を作りあげて来たという事

そして工事中（二匹の犬とご家族にとっても気を遣いながらタイヘンだったとは思いますが）同じ屋根の下　自分も住みながら自宅をリフォームした事で　常に　ここを自分はどうしたいのか、進む工程を確認しながら決めていけた事



この二つが大きかったように思います。




　ちなみに　はっきり言うと　施主施工はローコストかと聞かれると　実際微妙な部分もあります。そしてひとつひとつやりながら決めて行く作業は決して　効率的ではありません。　でもそこを外してしまうとこの満足感にはとても辿りつかなかったと思います。

フタコブラクダの遣り方はこれからもきっとこのスタイルです。
注文主がどんなスタイルを求めているのだろうかと一緒に考え　一緒に手を動かしながら　フゥフゥ言って答えを一緒に完成させるやり方。

だから　お金を出すからあなたステキな感じにして頂戴。的なお客様とは多分ご一緒出来ないんだろうなーと思います。だから内覧会で見て感じてほしいと思うのは　「わぁーウチもこんな風にして頂戴！」って事では無くて　彼女の出した答えを見て　じゃぁ自分にはいったい　どんな答えがあるのだろうとワクワクして欲しいと言う事なのです。

今回　工事を担当させていただいて本当に楽しかったです。
始めは色々条件も合わずおっかなびっくりで始めましたが
最後にはすっかり　もいろみファンになりました。（笑）

そうそう、いい意味で　イメージを裏切ってくれるお店になりましたよ。
是非一度お部屋をのぞきに来てみてくださいね。





イベントの詳細は後日アップします。会期中は　今回ドアの改造を担当してくれたコヨーテノアさんの　コヨーテノア展もあり　パイエットのゆーこちゃんのお菓子も並び　みつばちマップのトコトコラリーにも参加する予定です。もちろん美味しい紅茶も頂けます。是非どうぞ　お楽しみに。